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検証:飼い主永遠の「謎」
ネコの”モミモミ行動”について考える

『ああ、今日は良い日になった……』
おそらくネコ好きならこれをご一読戴ければ、誰しもそう思われることだろう。

なるべくボク=前野も多くの方々から「あのヒトのおかげで目が覚めた」と云ってもらいたいものだ。


世界各国のネコ(族)の間で、今も
黙々と伝承されている「モミモミ行動」とは

ネコはこうした「ふわふわしたような毛布」や、「シャギーじゅうたん」のような織物に触れると
1)手の平をひろげ
両手を左右交互にリズム感良く
2)押しては引き、押しては引く

……という不思議な行動をとり始める。
我が家ではその行動を長年の研究の結果、『お母さんお母さん』運動と名付けた。

中にはTVの《可愛い動物映像集》みたいなもので、飼い主の人間の背中などを押している猫の姿にも出会うけれど(真にうらやましい)、あれはネコが《お母さんネコを思い出しお乳を吸っている時のことを思い出し(=赤ちゃん還り)》て
2)のような「押す」という行動(馬や鹿など[の場合は鼻面などをズンズンと]押し付ける動作)で、お乳をより多く出そうとしていた頃の本能…なのだろう(前野理論)。

ひたすら”押し”と”つかみ”行動を繰り返すのだが。指がセンイをはさんでいるのが判る 良く観察すると、彼らは【つかんで引っ張っている】のが判る

あれは「お母さんの毛」を確認する行動では…

 肝心の、1)のように、「うっとりした表情」で肉球を広げ毛布やら毛足の長いニット類、ヘタすると【飼い主の髪の毛】までを、ネコたちは「成猫」となっても肉球でからめ、悦んでいる。
 時には「目をつぶって半睡眠状態となっても毛をつかんで悦んでいる」最中の心理状態などは、おそらく《未だ目が見えなかった頃の子猫時代に戻っている》のではないだろうか。

「接触感」。その感触によって「”群れ”から離れていない実存感」を、この”指”とも云えない肉球で”つかむ”行為に、信頼できる母(などの近親者)の一部(毛など)をからめることで、生への安心感にひたっている…?!と、ボクは理論をこのたびまとめ、「全日本猫じゃらし道連盟」に博士号を申請し、世に問うつもりである。
これは当然認められるだろう。そりゃそうだ、ボクが決めるんだから(笑)


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