新時代への挑戦

スライドショーB
【これが私の仕上げ方】
軟式革命グラブ「Aheads出荷前」の「江頭氏自身による」ホンモノの(笑)手ならし、湯もみのスチル写真をスライドショーでご覧に入れます。

(順不同・禁複製)

江頭さんの目の前に、「しつけの悪い」グラブをそれとなく置いておくと面白い。
ボクはもともと失礼な男で、誰にでもすぐ「悪さ」をするクセがある。
尊敬するべき方にもそれはなるべく「公平」にするようにしているボクはナイスガイなのだろう(笑)。
江頭さんの場合は、そうした「しつけがなっていない」グラブをみたら、黙っていられない、すぐに行動を起こす人物なのが面白いからボクは「仕掛け」る。

ポンと会話している手の届く場所に置いておくだけでよい。
氏は会話していても、それがどんな《ハメごこち》なのか、必ず気になるのである(笑)。そのうち手にとって、指をはめていったらもう最後、コブシで手のひらの状態をポンポンとたしかめてソク、作業開始してしまう順路である(笑)。

ボクが笑っていられるのもここまでで、氏がグラブとの格闘を始めたら、「おとな気ないほど」グラブ一個とムキになって踊りかかってゆく。
こんな痩身とご年齢のどこにそんな・・・と思うほどの力と”闘争心”をむき出しに完膚なきまでグラブに魂を叩きこむのである。

大分の山奥から特別に切り出した「超硬質の切り株
」に”いけにえ”のグラブを横たえ、幾つもの「たたき台」を動員し、ただ「いじめる」だけでなく叩く力の強弱をその厚さで加減したり、時には全身の体重以上のものさえかけて《グラブへの説得》にかかったり、”あらゆる形での対話”を江頭は交わし、身をグラブから離す、格闘は終わった。
 納得いくまでというと、どんなに早くても一個に30分はかける「しつけ」。

この工程は、どこか学校教育のように見えてならない。
仮にここまで生徒に全身全霊を一個一個にぶつけていったら、スパルタなどと呼ばれ、追放されてしまうのが今の教育者の立ち位置だろう。

だが、江頭の「作り、整える」グラブ達にもし心があったなら、こうした「せんせい」こそ誰も忘れないだろうとボクは思うのだ。
ボクもこうした「せんせい」に負けまいと思っているうちに、ここまでのめり込んでしまっている。

いずれにせよ、逸品ばかりを鑑定してきたが、こうした「究極の匠の技」を目の前で次々と生み出す「江頭重利という人物」と知り合えたということは、まさに自分にとって《究極のコレクション》ではなかったかと、運命に感謝している。

   代表 前野 重雄 記
楠の木/ちなみに、これを切り出して納品した大分県林業振興組合の担当者はすでにA’heads発売初期からのユーザーである。

ご注意

現在のバージョンはようやく「作業完了/納入」となりましたが、
シーズン開幕が迫り、キャンプ地のプロからのオーダーが立て込んで参ります。いったん”品切れ”となりますと「最大約4ヶ月お待たせする」ことになります。製品の性質上、お含みおきください。

もうお解かり頂けましたでしょう?